地球にやさしい商品を購入したことがある人は 幸福度が高いことが判明!


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より良い社会作りにつながるソーシャルな事業や商品の開発、マーケティング・コミュニケーション支援を行っている株式会社SoooooS.カンパニー(スース・カンパニー)が2017年3月に生活者の社会的意識や行動を探るためのアンケート調査を行いました。その調査結果をお伝えします。

 

【調査結果 要約】

その結果、オーガニックやエコ、フェアトレードなどの人や地球に優しい商品(=ソーシャルプロダクツ)を購入したことがある人は、購入したことがない人と比べて幸福度が高いことがわかりました。

また、全体の半分を占めるソーシャルプロダクツの購入経験者は、購入未経験者と比べて消費に対する意欲が高いこと、商品に倫理的な問題があると知った場合は購入するのをやめる人が多いことも明らかとなりました。

 

では、項目ごとに調査結果を詳しく見ていきます。

 

現在の幸福度を0から10 の間で主観的に評価してもらった際に、7 以上の高い幸福度を誇っている人の割合は、ソーシャルプロダクツの購入経験者が6割近くに達したのに対して、購入未経験者は3割にとどまりました。ボランティアに参加したり、寄付をしたりしている人の幸福度はそうしたことを行っていない人に比べて高いといった調査や論文などもありますが、ソーシャルプロダクツも人や地球にやさしい商品、より良い社会につながる商品として、同じ側面を持っている可能性があります。

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次に、どれくらい消費意欲があるかという質問においてはソーシャルプロダクツを購入したことがない人で「強い消費意欲がある」「やや消費意欲がある」と回答した人は合わせて3割程度であるのに対して購入したことがある人では5割以上となっています。ソーシャルプロダクツを購入するような人をターゲットにすることで、今後の消費の活性化が期待されます。

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次に、「自分が買っている商品で児童労働や生産者からの搾取、CO2の排出量の不正申告や違法伐採した木材の利用などがあることを知った場合どうするか」という質問においては、ソーシャルプロダクツ購入経験者の3人に1人以上が商品の購入をやめると答えました。商品に児童労働や違法伐採した木材の利用などの倫理的な問題があると知った場合に、ソーシャルプロダクツの購入経験者で「とても気になるので、商品を購入するのをやめる」とする回答が 36.4%にもなりました。購入未経験者も合わせた全体でも4人に1人が、そうした場合に「商品の購入をやめる」と回答しています。この結果から、企業が倫理性を軽視して商品を開発・販売することは、極めてリスクが高いということが分かります。

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ソーシャルプロダクツの中でもオーガニック商品に絞って、その購入者(オーガニックを重視して商品を選択する人)に対するイメージを調べたところ、「健康志向でよい」(50.8%)、「環境志向でよい」(34.8%)などのポジティブなイメージを持っている人が多く、「自分の価値観を押し付けそう」(17.2%)、「こだわりすぎる」(16.0%)、「トレンドにのっているだけ」(8.8%)といったネガティブなイメージを持つ生活者は限られることが分かりました。一方で、「経済的に余裕がありそう」とのイメージを持つ人も3割近くおり、裕福な人が選ぶものというイメージもうかがえます。

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オーガニックのものを選択する人に世間はポジティブなイメージを持っており、今後そうした商品を購入する人は増加することが予想されていますが、オーガニックをはじめとするソーシャルプロダクツの購入者から企業が支持されるためには、ソーシャルプロダクツではない一般の商品であっても、商品や素材の正確な背景把握、情報発信、倫理的な行動が求められることが明らかになりました。

<文:大嶋結衣>