HOW WOULD YOU MAKE ME A PRINCESS?

イケメンカレンダーMARCH〜 Factelier 山田 敏夫さん


山田敏夫さん。Factelierのシャツを着て。(IMAGE: EFJ)

「Factelier」のシャツを着た山田敏夫さん。だいぶ着込んでこなれてきたもの。(IMAGE: EFJ)

毎月1名、エシカルイケメン男子をご紹介するイケメンカレンダー「How Would You Make Me a Princess?」、3月は日本の工場を救う全く新しいファクトリーブランド専門のECサイト「Factelier(ファクトリエ)」を運営するライフスタイルアクセント株式会社の山田敏夫さん!

海外工場との価格競争、職人の高齢化などの理由から、アパレル品の国産比率は5%以下に落ち込んでいます。山田さんは、「このままでは日本の高い技術が失われてしまう」と立ち上がった方。運営する「Factelier」は、世界の有名ブランドから生産を委託されている日本の工場と直接提携し、最高品質かつ「Factelier」オリジナルデザインのアイテムを、中間流通を省くことで低価格で提供しています。今回は「Made in Japan」の現状にも触れながら、山田さんの素顔に迫ります。
山田敏夫さん
1982年熊本市生まれ。大学在学中、パリのGUCCI Rue Royal店に勤務。2006年ソフトバンク・ヒューマンキャピタル(株)入社。メディア事業本部営業マネージャーを経て、2010年、当時東京ガールズコレクション公式通販サイトを運営していた(株)ファッションウォーカーへ。事業開発部にてイベント管理、アライアンス、広告、新規事業に従事。家業の取引先である老舗アパレルメーカーでの修業後、同社を設立し、代表取締役に就任。
Via Flickr ©Kabacci

南極大陸で最初に発見された肉食恐竜、クリオロフォサウルスの骨(Via Flickr ©Kabacci

Q. お決まりのデートコースを教えて下さい。

九州男児なので、リードはしなきゃ! と思ってはいるんですけど、実際何をしてるんだろうな。地元の熊本は、車がないと行けないところばかりなのに僕がペーパードライバーなので、女の子に乗せてもらって温泉とか海とか行ってました。月島のもんじゃや浅草など、雑多な感じのところに行くのも好きです。

子どもの頃から恐竜が大好きで、恐竜博物館によく行きます。毎年期間限定でやっているのは必ず行っていて、それに彼女が付き合ってくれることもあります。恐竜博物館は六本木や幕張、横浜などいろんなところでやっていてそれぞれ展示の切り口が違っておもしろい! 一番好きな恐竜は、クリオロフォサウルス!

Q. 自慢の逸品を教えてください。

「Factelier」はシャツが自慢の逸品です! 国内外74の有名ブランドを手掛ける熊本の工場「HITOYOSHI」と作ったもので、「Factelier」第1弾のアイテムです。レディースも販売を開始しました。

僕たちは「後継者育成」というところに最終的なビジョンを描いていますが、「HITOYOSHI」では2013年に高卒の女性が2名入社したと聞いて嬉しかったです。僕らもプレスリリースを配信するときは、地元の新聞や工場の社内報も配信先に含めています。それで掲載されたニュースを見た地元の職人さんもモチベーションが上がりますし、若い人が「自分の父、母が働いているところだ! いつか世界に向けて発信できるかも!」と夢や実感を持って読んでくれる。地元の工場に入社するきっかけを作ることができます。

「HITOYOSHI」とのボタンダウンシャツ(9,000円〈税抜〉)

「HITOYOSHI」とのボタンダウンシャツ(9,000円〈税抜〉)IMAGE: Courtesy of Factelier

今年から売上とは別に、売上の数パーセントを「(工場の)環境保全費」として工場に寄付しています。工場は規模の大きさが重要ですが、規模を追求すると、細かいところの設備投資ができません。だからいまだに和式のトイレだったり空調が整ってなかったりするので、その改善に使ってもらいます。

当たり前のことを整備しないと、若い人のモチベーションが持ちません。例えば、空調が整ってない暑い室内で、硬い椅子に座ってミシンを1日8時間踏み続ける……けっこう過酷です。ならば、時給も高くて設備も良いコンビニのアルバイトを選んでしまう。人が入れば良いということでもなく、続けてもらえないと後継者は育ちません。だから「売って終わり」じゃなく、僕らにできることを一つずつやっていきます。

Q. どうやって彼女を「プリンセス」にしますか?

僕は最大級まで喜んでもらいたいからサプライズが好き。あと、友人に彼女を紹介するほうなので、友人に協力してもらうこともあります。例えば、東京の良いホテルの良い部屋を取って、欲しがっていたプレゼントも用意して、そのホテルにパティシエとして働いていた友人の協力で特別なデザートを用意して……というデートは喜んでもらえました。なかなかそういうベタなデートってできませんし、彼女が望んでいたことを全部叶えることができました。でも、何年もそういうちゃんとしたデートをしてないなって、振り返るとちょっと反省しちゃいますね……。

フランスに住んでいたときに、「女性へのおもてなし」を鍛えられました。根っからの九州男児で、そういうのにぜんぜん慣れていなかったんですけど、友人たちに「レディーファーストをしろ」と叱られたり。友人たちがバレンタインに花を買っているのも、僕にはすごいショックでしたよ。今は抵抗ないですけど、最初は気恥ずかしかったです。

デートでどこに行ったら良いとか、ギフトにおすすめの話題の商品とか、いまはぜんぜん知らなくて……友人に聞いたり、あと一番参考にしているのが実は「Factelier」のスタッフブログです。すごくフットワークの軽いスタッフがいて、最新の話題スポットはだいたいカバーしています。それを見ればデートコースはばっちりです。

Q. どんな老後を過ごしたいですか?

具体的に何をするかはまだ分かりませんが、死ぬ直前まで青春時代みたいに楽しく過ごしたいですね。ただ、ずっと考えていることがあります。寿命を迎えるまでの最後の2〜3年は、体が言うことをきかなくなってだんだん人との関わりも少なくなり、ただただ病院などで死を待つ、という方が少なくありません。「Factelier」の事業を始める前は、病衣に関する事業をしようと思っていたほど課題を感じています。

そこでファッションはすごい力があるものだと感じています。かわいいパジャマを着て病室を出て看護師さんに『おしゃれですね!』って言ってもらえるだけで一日が明るくなります。最後の3年間を「楽しかった」と思いながら死ぬために、どう生きるべきか? 自分のためにも誰かのためにも、そういうところにリーチできることをいつかしたいですね。

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Q. では最後に、その手でつかむ人生の野望を教えて下さい。

ビジネスとして成功するだけでなく、僕らの存在と歩んだ軌跡をなぞって自分なりに取り組みを展開する人たちが後に続いてほしいです。後に続く人が生まれてこそムーブメントが生まれるので、表面的な成功だけでなく、僕らが伝えたいメッセージを真に伝えられるようなビジネスをやり遂げたいです。

誰も敵を作ってはだめだ、と最近思いました。僕らだけが儲かるんじゃなく人と協力し合い、もっと大きなムーブメントを作っていきたいです。そうして生きている人みんなが豊かな生活を送れるようなきっかけになりたいですね。

(インタビューここまで)

恋愛トークになると、途端に照れてしまってしどろもどろな山田さん。でも事業や工場の話になると、まっすぐな目で熱っぽく語ってくださいました。まるで「いまの山田さんの恋人は『Factelier』なのでは?」と思うほど! それくらいお仕事に対して真摯に愛情を注がれているのが伝わってきました。プライベートと仕事で全くキャラが変わらないという山田さんは、きっと彼女に対してもまっすぐ真摯に向き合う方なのだと感じました◎

Factelier
Website&Online Shop: http://factelier.com/

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